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業務知識

NACCSとは

NACCSとは、Nippon Automated Cargo Clearance Systemの略称で、 国際運送貨物に係る税関手続き、その他の国際貨物業務を、迅速かつ的確に処理する為に稼動を開始した電算処理システムです。

例を挙げますと、外航船舶が日本の港に入港時の入港届や積荷目録の提出、貨物の搬出入情報、保税運送、輸入申告、口座振替による関税・消費税の納税、厚生労働省や農林水産省への法令手続等のデータを共有化することで、多様な業務を迅速に処理し、税関をはじめ、通関業者、船会社、船舶代理店、コンテナヤード、保税蔵置場、銀行を利用者とした総合的なデータ処理システムです。
 
NACCSの主たる機能は以下の通り。

  • 船舶・航空機の入出港および積荷に関する手続

  • 輸出又は輸入を行う貨物に関する情報(内容、数量、荷姿など)の登録と管理

  • 税関官署に対する輸入及び輸出の申告

  • 輸入の際における関税の納付手続

貿易に関する基礎知識

貿易条件

 
EXW Ex-Works
工場渡し
FAS Free Alongside Ship
船側渡し
FCA Free carrier
運送人渡し
FOB  Free On Board
本船渡し
DES Delivered Ex Ship
本船持ち込み渡し
CFR  Cost and Freight
運賃込み(指定仕向港)
DDU Delivered Duty Unpaid
関税抜き仕向地持ち込み渡し及び輸入通関
CIF Cost,Insuramce and Freight
運賃・保険料込み(指定仕向港)
DAT Delivered at Terminal
ターミナル持込み渡し
CPT  Carriage Paid to
運賃込み(指定仕向地)
DAP Delivered at Place
仕向地持込み渡し
CIP Carriage and Insurance Paid to
運賃・保険料込み(指定仕向地)
DDP Delivered Duty Paid
関税込み仕向地持込み渡し
DAF Delivered At Frontier
国境持ち込み渡し
DEQ Delivered Ex Quay
埠頭持ち込み渡し
   


FOB(Free on Board)

「本船渡し条件」という意味で、輸出価格には、工場渡価格、 国内運送費、輸出検査費、輸出通関費、船積費など船積みまでの諸掛かりがふくまれている。

C&F(Cost and Freight)

[運賃込本船渡し条件」という意味で、FOB価格に海上運賃を加算したものである。CFRとも呼ばれている。

CIF(Cost, Insurance and Freight)

「運賃、保険料込本船渡し条件」という意味で、C&F価格に海上保険料を加算したものである。FAS(Free Alongside Ship):「本船船側渡し条件」という意味で、本船船側までの費用を輸出業者が負担する方法である。特殊のケースに利用される。
なお、FOB、C&F、CIFとも積地条件の売渡しといわれ、輸出者の貨物に対する危険負担は、輸出地の港で船舶に貨物を積み込むまでとなっている。